川崎市 福田市長から年頭のご挨拶をいただきました

年頭のあいさつ

川崎市長  福田紀彦

新年、あけましておめでとうございます。
今年一年、皆様が健康かつ平穏に良い年をお過ごしになりますようお祈りいたします。
昨年、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、私たちの暮らしは一変しました。本市におきましても、市民や事業者、医療関係者の方々をはじめ、地域の皆様に御協力いただきながら、感染症の流行に全力で対応するとともに、厳しい生活を強いられる市民や事業者の皆様への支援などを実施してきました。今後も引き続き、皆様が安全・安心な生活を送れるよう、万全を期していきます。
また、新しい生活様式をふまえ、行政手続のオンライン化に積極的に取り組むとともに、市立小中学校等の児童生徒に一人一台の端末を整備するなど、「かわさきGIGAスクール構想」の実現に向けた取組を進めます。
本市の最重要施策である、地域包括ケアシステムの構築につきましては、年齢や疾病、障害等で対象を限定しない、全世代・全対象型の地域リハビリテーション体制の構築に力を入れて取り組んでいきます。間もなく供用を開始する「川崎市複合福祉センター ふくふく」を中心に、医療や介護が必要となっても、地域で暮らし続けることができる体制づくりを進めます。
また、新しい生活様式に留意しながら、誰もが気軽に集え、多様なつながりを育む地域の居場所である「まちのひろば」の創出など、「市民創発」によるまちづくりに向けて取り組み、「安心のふるさとづくり」を皆様と共に進めていきたいと思います。
こうした取組を支える「力強い産業都市づくり」として、一層加速する社会経済状況や産業構造の変化に適切に対応するため、川崎臨海部における投資促進制度の創設などにより、産業の活性化や新産業の創出を図っていきます。あわせて、鷺沼駅周辺再編整備に伴う宮前区役所・市民館・図書館の移転や、横浜市営地下鉄3号線の新百合ヶ丘駅への延伸に向けた取組など、魅力ある都市づくりを進めます。
これらの取組とあわせて、将来世代が安心して暮らせる環境を未来に引き継いでいくため、二〇五〇年のCO2排出量実質ゼロをめざす「かわさきカーボンゼロチャレンジ2050」のもと、市民・事業者・団体等の皆様と力を合わせ、脱炭素社会の実現に向けた取組を進めていきます。「SDGs未来都市」として「成長」と「成熟」の調和する「最幸のまち かわさき」をめざして取り組んでまいりますので、引き続き、御協力をお願いいたします。